PCを USBから起動する VAIO編
この記事ではUEFIもBIOSとして表記しています。USB起動がはじめてという方は、「こちらの記事」を先に見ておいてください。
今回使うPCは、VAIO Fit 15E VJF152C11N。
スペック
CPU: Core i5-4210U
ディスプレイ: 15.6インチ、フルHD(1920×1080)
ストレージ: SSD
光学ドライブ: 有
bluetooth: 有
無線LAN: IEEE 802.11 b/g/n
PCをUSB起動するとき、何かにひっかかって何回トライしても失敗する。そんなことがときどきあります。VJF152C11Nで USB起動するとき最初にセットアップ画面というのを開くのですが、私が最初にトライしたときここでひっかかりました。
USB起動するとき BIOSやブートメニューを開きますが、大抵は電源を入れてメーカーロゴが表示されているときに 特定のキーを押して開きます。この機種の場合、電源を入れる前にキーを押しておく。という些細なことに引っかかって USB起動の失敗を何回か繰り返してしまいました。メーカーのHPをよく見ておけばすぐ気づいたのですが。
USB起動では、こんなことがたまにありますが、あきらめずにトライしてみてください。
このPCでは、USB2端子が2つ、USB3端子が1つありますが、どこを使っても USB起動可能です。起動可能なUSBメモリをいずれかの端子に挿しておいてください。
BIOSの設定がUSB起動に適したものになっているか確認する
いきなり USB起動にトライしてもいいのですが、その前に PCの設定が USB起動に適したものかを見ていきます。
BIOSの開き方
PCの設定は、BIOSから行います。この機種では BIOSを開くときも、USB起動するときも、セットアップ画面(VAIOレスキューモード)を通して行います。F3キーを押しながら電源を入れるとセットアップ画面が開きます(セットアップ画面が開くまでF3キーは押したままにする)。ここで「BIOS設定を起動」をマウスクリックするか、方向キーで選択し Enterを押して BIOSを開きます。
BIOSの設定値を確認する
BIOSの内容を見ていきます。BIOSの設定を変更するときは後で戻せるように変更した項目や値をメモしておきます。
上部に Main、Advance、Security、Boot、Exitの項目が並んでいます。これらの移動は左右の方向キーで行います。
Main
PC名、メモリサイズ、ストレージ容量など基本情報の表示。USB起動に関係ある項目はありません。
Advanced
次の画像のようになっているかと思います。「USB Ports」が Enabledになっているか確認してください。
Security
Linuxのインストールでは「Secure Boot」が Disabledが無難。Windowsのインストールなら EnabledでもOKです。
Boot
「Boot Mode」は、UEFIで。Legacyにしたことはないですね。ブートオーダー(Boot Priority)の順位の変更もここで行います。今回はセットアップ画面からUSB起動するので、ブートオーダーの変更は行いません。
他の機種では起動可能なデバイス名など(USBメモリの名前とか)ここで表示されることもあるのですが、このPCでは表示されないようです。
設定が完了したら F10を押して Yesを選択。普通はこれでPCが再起動しますが、この機種ではセットアップ画面が開きます。
USBから起動する
セットアップ画面が開いたら、「USBメモリーやディスクから起動」をマウスクリック、または方向キーを使って選択し Enterキーを押します。
起動可能なUSBメモリが1つだけ挿さっていればすぐにそこから起動します。