Linux MintでCrystalDiskInfoみたいなソフトを使いたい
- 最近ストレージが遅くなった気がする
- 夏は気温が高くなるのでストレージの温度が気になる
- 中古のPCを買ったけどストレージがどのくらい使われたものか調べたい
こんなとき Windowsなら「CrytalDiskInfo」を使ってストレージの状態を調べるのですが、残念なことに「CrystalDiskInfo」は、Linuxに対応していません。
そこで、代わりになるソフトはないかということで、Linux Mintに最初からインストールされている「ディスク」というソフトを使ってみました。
上のミニPC。送料別となってますが、ページ開くと送料無料となっていたと思います。各自ご確認ください。
「ディスク」の使い方
「ディスク」は、ストレージの初期化やバックアップ・リストアなどを行えるディスクユーティリティ?です。その中に「SMART情報」を調べる機能も入っています。今回はその機能を使って「CrystalDiskInfo」と同じようなことが出来るのか試してみました。
起動は以下のようにして行います。
Mintメニューの「アクセサリー」から「ディスク」をクリックして起動。
起動直後はデバイスが選択されていないので次の図のようになっています。
左にストレージ一覧が出るので調べたいストレージを選択。今回は Hitachiの160GB HDDを選択しました。
これだけでもストレージの健康状態はわかりますが、ここから SMART情報を表示してさらに詳しく調べます。上部右側の縦3点をクリックしメニュー開いて「SMARTのデータとセルフテスト」を選択します。
下図のような画面になり、ストレージの健康状態と SMART情報が表示されます。
同じ HDDを「CrystalDiskInfo」で調べたものが下図です。
「CrystalDiskInfo」と「ディスク」のちがい
上の図は Linux MintがインストールされているPCからHDDを取り出して、それを「CrystalDiskInfo」で表示したものを画像にして、少し後に「ディスク」で表示したものをスクリーンショットしました。そのため使用時間や電源投入回数などが多少異なっています。
表示されている項目はほとんど同じようです。「ディスク」は項目名(属性)が英語になっていてぱっと見わかりずらいですね。気になったのが使用時間(パワーオン)の表記で「CrystalDiskInfo」が時間で表されているのに対し「ディスク」では何年何ヶ月何日で表示されているところでしょうか?
あと「CrystalDiskInfo」では外付けのストレージでも大丈夫なのですが、「ディスク」では外付けストレージの場合、メニューの「SMARTのデータとセルフテスト」の項目が無効化されていて選択できませんでした。
ここまでやってみて多少の違いはあるけど、「ディスク」は「CrystalDiskInfo」の代わりに使えるかなと思いました。